青と赤その①

キャンバスが大きいと体を大きく動かして描くのね。なので身体、胴体が動く、肩が動く、腕が動く、手首が動く、手が指が動くって連動していくのが面白い。身体を感じることができて嬉しいです。

描いている中で色と共に感情が動きました。
始めは美しく、心地よいと思う色が出ていいなぁって思ってたんだけど
なんかイラッとしたのね。

こんなに大きなキャンバスに表現していい！って言ってるのに
か細く色たちにタッチして
濁らないように
美しくあれ美しくあれ！って表面だけをなぞっていたのね。

なんだか上辺だけの私みたいでやだなって。
それを私は今までやってきたんだなって思ったらムカついた。
嫌なことを幾重にも被せて被せて
そんなにさせた環境や人がいることにも腹が立った。
ムカつく環境や人間がいても
そう思ったらいけない。いい子でいないと嫌われる。ってやってる私がいる。
そう受け取ったのは私だし
ひねくれて受け取ったのも私
自分が受け取り方を間違えたんだ
って自分に罰をつける
結局人を悪く思いきれない自分。

隠そうとして我慢し続けたのも自分だ。
そんなのもうやめなよ。ってムカついていいんだよ？嫌だと思った感情はあるよね？
ある感情を無視しないで。

って
奇麗に鮮やかに出た色たちを消したくなって消した。

つづく。